料理の「さしすせそ」、塩の話だったはずが……骨密度140%、そして古代ソマチッドへ

料理の「さしすせそ」今回は「し」
塩のお話です。
毎日使う調味料ですから、いつも使っている塩をご紹介すれば、すんなりまとまると思っていました。
ところが、自分の使い方や以前の健康診断の結果を振り返るうちに、思いがけない方向へ話が広がっていきました。
まずは、私と塩の長い付き合いからお話しします。
父に教わった「毒消し」のひと振り
私が極楽塩を使い始めたのは、小中学生の頃。もう40年近くになります。
父から教わったのは、「極楽塩はマイナスを除去する」ということでした。
子どもの私は、それを「毒消し」と受け取り、食べるものに少しずつかけていました。料理を覚えるより先に、塩をかける習慣が身についたわけです。
今も、朝夕の料理にそれぞれひとつまみを3〜4回。驚かれることもありますが、私にとっては通常運転です。
多く使うことが目的ではありませんが、少なければ少ないほどよい、とも考えていません。自分の使い方と体の状態を見ながら、「適塩」を考えたいと思っています。
そんな私ですが、健康診断の数値は正常でした。
骨密度を測ってみると
以前、骨密度を測ったところ、同年齢の平均に対して140%。
若年成人の平均に対しても129%でした。
この数値には、自分でも驚愕しました。
なぜこれほど高いのだろうと、自分が長年続けてきたことを振り返りました。その中で思い当たるものが、子どもの頃から使ってきた極楽塩です。
私自身の感覚としては、「これくらいしか思い当たる節がないんだよな」というところでした。
そして、極楽塩に配合されている真空カルシウムと「古代ソマチッド」の話を思い合わせると、「なるほど」と思ったのです。
そもそも、ソマチッドって何だろう
ソマチッドについては、以前の記事でもご紹介しました。
フランス出身の研究者ガストン・ネサンが、独自に開発した顕微鏡「ソマトスコープ」で血液を観察し、そこに見いだした微小な存在をソマチッドと名づけました。
ネサンは、ソマチッドを体内の環境に応じて姿を変える存在として捉え、その変化を「ソマチッド・サイクル」としてまとめました。
ソマチッドの研究史には、ネサン以外にも興味深い人物が登場します。
フランスのアントワーヌ・ベシャンは「ミクロザイマ」、ドイツのギュンター・エンダーラインは「エンドビオント」などの名で、体内の微小な存在や、その形態変化について研究していました。
呼び名も理論も異なりますが、「この小さな粒は何なのか」「体の状態とどう関わっているのか」という問いを、それぞれが追いかけていたのです。
日本でも、国会で議論されていた
日本にも、興味深い研究の歴史がありました。
医師の牛山篤夫先生による「S.I.C.」の研究です。日本ソマチット学会では、このS.I.C.をソマチットと同じものと位置づけている、と紹介されています。
この研究をめぐる議論は、1960年代の国会会議録にも残っています。
血漿を培養すると点状のものが現れ、さらに球状、桿状へと変化する。牛山先生のそうした説明をめぐり、研究者の間で議論が起きていたのです。
1968年3月21日の会議録には、過去の議論を振り返りながら、立ち会い実験で確かめるよう求める発言があります。
そんな変化が本当に起きるのか。それなら、実際に一緒に見て確かめよう。顕微鏡の中の小さな粒をめぐる話が、国会の場にまで持ち込まれていました。
塩の紹介を書くつもりだったのに、話は昭和の国会での議論にまで広がってきました。塩ひとつから、ずいぶん遠くまで来たものです。
血液から、何千万年も前の地層へ
ここからは、私が特に気になった「古代ソマチッド」の話です。
極楽塩には、北海道八雲町の貝化石を原料とする真空カルシウムが微量に配合されています。古代ソマチッドは、この貝化石に関わる話なのです。
八雲の貝化石を扱った公開特許公報には、約2,000万〜2,500万年前のカミオニシキ貝の化石を細かく粉砕し、水を加えて時間を置き、その上澄みを顕微鏡で観察する方法が記されています。
そこで観察された微粒子を、出願者は古代ソマチッドと呼んでいます。
面白いのは、「太古の生命」という言葉だけでなく、具体的な観察の手順があることです。
化石を砕く。水を加える。時間を置く。そして、顕微鏡をのぞく。
地層の年代は何千万年という単位なのに、観察は目の前の小さな試料から始まります。
血液の一滴を見つめる人がいて、古い貝化石を砕いて調べる人もいる。扱うものは違っても、「この小さな粒は何だろう」という問いがある。
こういう話を知ると、化石も、ただ昔の生き物の形を残したものというだけではなく、まだ調べてみたいことのある素材に見えてきます。
いつもの塩を、あらためてご紹介
子どもの頃の私は、そんな背景を知って極楽塩を使っていたわけではありません。
父に教わり、食べるものに少しかける。それが習慣になり、気づけば40年近く使っていました。
その極楽塩のもとになるのは、メキシコ産の天日塩です。
水と空気で洗浄し、煮沸せずに仕上げた塩を細かな粉末にし、真空処理を施しています。真空カルシウムと純金粉を微量に配合し、にがりや固結防止剤は加えていません。
細かな粉末なので、日々の料理にも、仕上げのひと振りにも使いやすい塩です。
何より、40年近く使ってきた味。私の台所では、これがいつもの塩になっています。
ひとつまみから、話は広がる
父に教わって使い始めた塩について、こうしてあらためて書いてみると、その背景にはずいぶん多くの話がありました。
自分の骨密度から、血液の中の小さな粒、昭和の国会、そして古い地層へ。「さしすせそ」の一文字にしては、ずいぶん寄り道をしました。
塩はひとつまみなのに、そこから広がる話は、まだまだ尽きそうにありません。
