79歳の母を見ていて気づいた「年齢を感じさせない人」の共通点

「いつも本当に若々しいですね」
来年1月で80歳になる私の母は、周りの方からよくそう声をかけていただきます。
今はさすがにそんなことはありませんが、私が20代の頃、母と一緒に買い物へ出かけると、親子ではなく「少し年の離れた姉弟」に見られることがありました。
当時はあまり気にしていませんでしたが、今振り返ると、母は昔から年齢を感じさせない人だったのだと思います。
79歳になった今も、よく出かけ、よく人に会い、よく笑います。
隔週で千葉から富山まで出かけていくこともあります。
「今度はここへ行きたい」
「あの人に会いたい」
そんな話をしている母を見ていると、息子の私から見ても本当に元気だなと思います。
そんな母が昔から気をつけていることの一つが、「食べすぎをそのままにしないこと」です。
イベントやお祝いなどで、ごちそうが続くこともあります。
もちろん、そんな時は我慢せずに楽しみます。
ただ、少し食べすぎたなと思ったら、翌日の食事は軽めにする。
何日もそのまま食べ続けるのではなく、身体の様子を見ながら少し戻していく。
難しいことではありません。
楽しむ時は楽しむ。
食べすぎたら、少し整える。
母はそんな小さな調整を、昔からごく自然に続けています。
若々しさというと、つい特別な美容法や健康法を思い浮かべます。
でも母を見ていると、むしろこうした日々の小さな習慣の積み重ねの方が大切なのではないかと思うのです。
そして、もう一つ。
母を見ていて、特に70代を過ぎてから感じることがあります。
それは、女性の印象を大きく左右するのは、顔のシワだけではなく、「髪」なのではないかということです。
もちろん、年齢を重ねれば白髪も増えますし、顔には年齢なりのシワも刻まれます。
でも、
髪に艶がある。
根元がふんわりしている。
ハリやボリュームがある。
それだけで、その人全体の印象はずいぶん変わります。
顔には年齢相応のシワがあっても、髪が艶やかでふんわりしていると、不思議とその人自身が生き生きとして見えるのです。
これはあくまで、79歳の母を長く見てきた息子としての実感です。
母が昔から大切にしてきたのが、「頭皮に何を触れさせるか」ということでした。
髪を染めるということは、染料が髪だけでなく頭皮にも触れます。
だから母は、髪の色だけではなく、頭皮に直接使うものそのものを気にしてきました。
そして25年以上前から、自然素材のヘナで髪を染め続けています。
何か特別な美容法を頑張っているというより、母にとってはごく普通の習慣です。
定期的にヘナをする。
髪や頭皮をいたわる。
それを何十年も淡々と続けてきました。
母を見ていると、若々しさは特別なことの中にあるのではなく、毎日の小さな習慣の中にあるのだと思います。
食べすぎたら少し整える。
髪や頭皮をいたわる。
よく出かけ、人と会い、笑う。
「全ては若返りの為に」。
79歳の母の暮らしを見ていると、その言葉の意味が少しわかる気がします。

